Scarabインストールメモ
仕事でちょっとScarabのソースコードをTraceしたくなったので、自分のマシンにもインストールしてみた。以下はその手順。
- MySQL5.0をインストールする。MySQL AB :: MySQL Downloads (http://dev.mysql.com/downloads/)から、「mysql-essential-5.0.21-win32.msi」をダウンロードして、実行。インストールできたらMySQLを起動しておく。
- MySQL Administratorをインストールする。上と同じサイトから「mysql-administrator-1.1.9-win.msi」をダウンロード、実行。
- Scarab用のMySQLデータベースと、MySQLユーザを作成する。MySQL Administratorを起動し、「scarab」という名前のデータベースを作成。さらに「ken」という名前のユーザを作成。「ken」にはとりあえずscarabデータベースの全権限を与えておく。上記の作業をUI上で全部できるので、便利。MySQLのコマンドなんて、いちいち覚えてないからね。
- Scarabのアーカイブをダウンロード。Scarabのサイト(http://scarab.tigris.org/)から、「scarab-1.0-b20.zip」をダウンロード。適当なディレクトリに展開。ここでは”c:\work\scarab-1.0-b20”に展開した(このディレクトリを以降、{SCARAB_HOME}、と記述する)。
- {SCARAB_HOME}の直下にある、"minimal.properties"を、"build.properties"にリネームする。
- "build.properties"をテキストエディタで開き、MySQLの設定にあわせて、以下の項目を記述する。
- scarab.database.username=ken(scarab用のユーザ)
- scarab.database.password=******(scarab用のユーザのパスワード)
- scarab.database.admin.username=root(scarabのルート)
- scarab.database.admin.password=******(scarabのルートのパスワード)
- コマンドプロンプトから、{SCARAB_HOME}/buildに移動し、「ant war」を実行。
- {SCARAB_HOME}/targetディレクトリに、"scarab.war"が出来るので、あとはコイツをローカルのTomcatにデプロイすれば完了。
なんかbeta19の時よりも、ビルドが簡単になっている気がする。
Scarabは単なるJavaのWebアプリなんだが、JakartaプロジェクトのWebフレームワーク「Turbine」で実装されている。なんでTurbineなんて使ってるのか・・・デバッグしずらい・・・。とりあえずEclipse(WTP)にインポートしてEclipseデバッガ使ってみっか〜。
追記
Scarabはデフォルトの文字セットとして「UTF-8」が設定されている。一方、MySQLの文字セットのデフォルトは「latin1」である。ということで文字セットをUTF-8に統一するために、MySQLの設定ファイル「my.ini」を以下のように書き換える必要がある(2箇所)。
default-character-set=latin1default-character-set=utf8