try! Swift Tokyo 2018 でLT登壇しました&学習済みCoreMLモデルを公開しました
2018/3/1〜3/2に開催された try! Swift Tokyo 2018 に参加&LT登壇してきました。LTではCoreML + 超解像について話しました。
色々感想を・・と、その前にお知らせです。
学習済みモデルを公開しました
発表中では「学習済みモデルについては大人の事情で公開できませんでした」と話しましたが、つい先程以下のレポジトリで公開しました。
発表では業務で使っている画像データを学習させていたのですが、今回公開したモデルは二次使用フリーの漫画「ブラックジャックによろしく」の全13巻分の画像データを使って学習させたものです(訓練:検証=6:4くらい)。 ある程度の精度は出てるので、実際にどんな雰囲気なのか確認できると思います。
git clone git@github.com:kenmaz/SRCNNKit.git
cd SRCNNKit
git submodule init
git submodule update
open SRCNN-ios/SRCNN-ios.xcodeproj/
みたいな感じでXcodeを開いてRunすれば実際にデモを試すことができます。 こんな感じ。
ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰 Give My Regards to Black Jack SHUHO SATO
発表について
今回の発表は、ディープラーニングを使って低解像画像から高解像画像を生成する技術である「超解像」を、CoreMLを使ってiOSデバイス上で動かす、という内容でした。
今回の発表のためにデモアプリを実装しましたが、これが割りと性能が良く、最初に見たときは自分でもかなり感動したことを覚えています。
とりあえず発表内容はさておき、このデモさえ見せれば、それなりに盛り上がるんじゃないかな・・と思っていましたが、期待どおりデモを行ったときに会場から「お〜」という声が上がったので、ホッとしました。また、今回のデモで使ったコードをオープンソースとして公開することを発表したときも、会場の反応は非常に良かったです。
今回のような大規模な会場での登壇は何度か経験がありましたが、今回の発表がいままでで一番ウケたような気がします。頑張って準備しておいてよかったー!
try! Swift Tokyo 2018 参加レポート - Technology of DeNA より
ということで、ここから前後日談をだらだらと書きます。
前後日談
2018/1/16 CfP提出
社内slackで人事チームから「LTのCfP出したら採択結果に関わらず try! Swift の参加費出すよー」というアナウンスがあったので、せっかくならなんか話したいな、と思い色々ネタを考え始めました(別にCfP出さなくても金は部署から出してもらえるんですが)。
ちょうどその時読んでいた 「Chainerで作る コンテンツ自動生成AIプログラミング入門 」 という本で、超解像の仕組みと実装について知り、気になっているところでした。
Chainerで作る コンテンツ自動生成AIプログラミング入門
- 作者: 坂本俊之
- 出版社/メーカー: シーアンドアール研究所
- 発売日: 2017/12/14
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
この時点ではまだ1行もコードを書いたり実験をしていたわけではないのですが、これだったらKerasとCoreMLでサクッと行けそうだな、とぼんやり考えつつ、見切り発車でCfPを提出しました。まあSwiftに直接関係する内容でもないし落選するだろ、採択されたとしてもまあどうにかなるやろー、と楽観視していましたが・・
2018/1/29 採択通知と混乱
なんと採択通知が来ました。この時点では軽く論文を読んだりはしてましたが、その他はまったく何の準備もできてません。発表までわずか1ヶ月。ケツに火がつきました。ここから帰宅後やチームの20%ルールを使って、発表の準備をシコシコとやっていました(ちなみに実験用のEC2 GPUインスタンス代は部署の金で使わせてもらった)。
話の流れとしては、
- 仕事で扱っているマンガの画像データを使って超解像モデルを訓練
- アプリに組み込む
- 実用的な結果が出た
- ワーイ
というものを最初は想定していました。
既存実装としてはどんなものがあるかな、とググてみたところいきなり発見したのが、発表でも紹介した waifu2x-ios。
なんだもう実例あるじゃん、と発表の意義が薄れかけたましたが、実際に動かしてみると、有名なwaifu2xのiOS移植版というだけあって、さすがにかなりきれいに超解像化されてます。ただ、マンガのセリフ部分が潰れてしまうことに気づいたので、じゃあ発表内容は「自前データを使って学習させてwaifu2x-iosをマンガに最適化してみたよ」的な流れにしようかなー、と方向転換しました。
となるとまずやることは、waifu2x-iosに組み込める学習済みモデルを用意することです。waifu2x-iosはどうやらwaifu2xのCaffe実装である、waifu2x-caffe で生成したモデルをcoremltoolsで変換したものを組み込んでいるようです。そこで waifu2x-caffe の実行環境をまずは整えてみるか、と調べてみるとwaifu2x-caffeはWindows環境で動作するように作られているらしく、いきなりつまづきました。Windows機持ってないし。。
もうちょい調べてみるとwaifu2x-caffeをubuntu上で動かすようにカスタムした waifu2x-caffe for Ubuntu を発見したので、これだー!と思いAWSでGPUインスタンスを借りて環境構築を始めたのですが・・・うまく環境を構築できない。ある程度深追いはしてみたんですが、どうも駄目感が漂ってきました。てことでこれは断念
そうだ、本家waifu2xで作ったモデルをなんとかCoreMLモデルに変換する方法があるのでは、、と思い、本家waifu2xの実行環境を構築してみたところ、これはかなり簡単に成功しました。よしよし、と思いましたが、ここでまた問題が。本家waifu2xは lua + Torch7 で書かれてます。当然どっちも触るのは初めてです。luaとTorchで学習させたモデルを、さらにどうやってCoreMLモデルに変換するか・・。そのパスは公式には用意されていないので、また色々ぐぐったところ、lua + Torch7 -> pyTorch ➔ CoreML を実現する torch2coreml を発見したものの・・やはりうまく動かず。
この時点で日時は 2/5。ああやばいな1ヶ月切っちゃった、、ってことでwaifu2x路線は捨て、ぜんぶイチから書く方針にまた進路変更を決定
2018/2/6 方向性固まる
イチから、ってことで改めて論文をしっかり読む。
http://mmlab.ie.cuhk.edu.hk/projects/SRCNN.html
読んでみるとやっていることは非常にシンプル。こんなので本当にいい結果がでるのかな・・と思いつつも、久しぶりの Python + Keras で論文に忠実になんとなくコードを書いて走らせてみると・・たしかにちゃんと超解像できてる。。さらにKerasで書いてるのでCoreMLモデルへの変換も全くスムーズに成功し、しかも割りと速い。
そもそも何故ここまでwaifu2xに乗っかる路線で行こうかと思っていたかというと、waifu2xのコードをみるとかなりいろいろ細かいことをやっているので「なるほど、論文通りに実装してもきっと精度でないんだろうな・・」などと勝手に思い込んでいたからです。実際にやってみると拍子抜けするくらいにちゃんと動く。
ここでようやく方向性が固まりました。
try! Swiftの運営チームから2/15に一旦発表資料を提出してくれと言われていたのでスライドをまとめつつも、検証を進める。
2018/2/16 技術検証
で、検証はすんなり進んだのですが、ここでさらに厄介なことが。自前でKerasで書いたコードはちゃんと動くんですが、どうもなんか生成される画像がちょっと暗い。暗いだけなら生成後に適当に決め打ちで調整してやればいいっちゃいいんですが、論文ではそんなこと言及されてなかったし。。ってことで、ここから地道なデバッグ作業がはじまり、いろいろ試して(本業が逼迫しつつも)10日後くらいにようやくまともなモデルが出来上がり。
(暗くなる問題については、実はまだきっちりとは原因の分析ができておらず、整理が着いたらQiitaにでも書くかも)
ここからは技術的にハマるところは特になく、さらにgpuマシンで学習を進めてみたり、iOS側の実装をしたりして過ごす。
2018/2/25 OSS化
このあたりで権利周りのことが気にかかってくる。スライド中で使うマンガのコマ画像などの権利関係を社内調整しつつ、このへんでむくむくと今回のコードをオープンソース化したいなぁ、、と思い始める。どう考えても急すぎるんですが、社内の関連部署の方々の協力を得て、だいぶゴタゴタしつつも、なんとか公開できる見込みが立つ。ほんとすいません。。その節はもう感謝しかありません。。。
あとは発表練習。妻に聞いてもらって辛辣なダメ出しをもらいつつも、夜な夜なブツブツ呟く日々を過ごす。
2018/3/1 初日とスピーカーディナー
ついに当日。自分の出番は2日目なので1日目はわりと余裕。自社ブースに顔出したり、セッションを聞いたりと楽しく過ごす。 ここで皆さんの発表を見ていて気づいたことが。まず、多くのスピーカーのスライド資料が、英語であるということ。海外からの参加者が多いとは聞いていたが、実際に会場の1/4くらいは海外の方であることがわかり、焦る。一方自分のスライド資料は完全日本語。ってことで、会場でセッションを聞きつつも、いそいで自分の資料を英語化する。
よっしゃこれで準備OKってことで、1日目終了後にはtry! Swiftのスピーカーとスポンサーだけが参加するパーティがあるってことで、ヨロヨロと新宿パセラに向かう。そこで飯を食いつつ、堤さんとCoreMLの話をしたり、いろんな人と話をしていると、kitasukeさんやk_katsumiさんに「いやこんだけ海外の人きてるんだし、発表も英語ですべきでしょうー」とアドバイスを受ける。英語で話すという発想はまったくなかったですが、たしかにこんだけ海外の人がいるからな・・・と感化され、こうしちゃおれん、ということでパーティ会場からそそくさと退散し、さっそく帰りの電車内でiPhoneのメモアプリを使ってトーク内容を英語化する作業を始める。そして帰宅して英語での発表練習を繰り返す。せっかくなら誰かに英語のチェックをしてほしかったが、もう間に合わないのでそこはぶっつけ本番で。
たしか英語でプレゼンするのは、かれこれ10年以上前に部署内向け研究成果発表会での1回きりだった気がする。今回のように大勢の人の前で英語でしゃべったことは一度もなかったが、なぜかその時は意外といけるんじゃないかなーという自信があり、まあ5分だしどんなにトチっても問題なかろう・・・ってことでやはり2:00くらいまで練習して寝る。
(ちなみにこの件で発表当日、主催のd_dateさんに通訳の関係でめっちゃご迷惑をおかけすることになったのであった。すいませんすいませんすいません)
2018/3/2 発表当日
当日は機材のテストのため、6:30起床、8:30に会場入り。睡眠不足ではあるが、緊張と発表のワクワク感でそれほど眠さは感じず。あっという間に自分の発表の出番が来る。5分のトークは一瞬で終わったけど会場の反応もよく、ほっと一安心。ステージから降りて自分の席に戻ると、まわりの海外の方々からハイタッチされたり、よかったよ的な言葉をかけられたりして嬉しかった。
ここから先は燃え尽き状態になり、自社ブースで弁当を食いながらしばしぼーっとする。二日目が終わりアフターパーティーに参加。現職・前職時代の同僚がたくさん来ており、色々話す。知らない人ともわりと話す。
そんな感じで私の怒涛のtry Swiftは終了。。。(あその一週間後アフタートークにも1日だけ参加したのであった)
try! Swift全体について
前回 try! Swift に参加したのは第1回のとき(しかも1日だけ)でしたが、今回は2日間全て参加し、登壇以外にも、会社のブースの手伝いがあったりと、かなり参加している感がありました。
半年前のiOSDCでの登壇のときは発表時間も長く緊張と準備で他の人のトークはほとんど聞けませんでしたが、今回は割りと余裕がありガッツリ色んな人のトークを聞けました。
印象に残ってるのは以下
Event driven networking for Swift
- Appleエンジニアによるトーク。豪華だ
- 7年前くらいに仕事でブロッキングなソケットベースのサーバー書いてたことあったけど、ノンブロッキングなやつに挑戦できずじまいでどんどんサーバーの仕事から離れていって今日に至る。
- ってことでswift-nioで再挑戦するぞ(まだ触ってない)
ASTメタプログラミング
iOSでCharlesを導入する
- お世話になっております!
- これからもお世話になります。LOVE
UIImageView vs Metal
- わかりやすいMetalの話
- 誰かwebpデコーダーをMetalで書いてくれないかなー(チラチラ
以上、だらだらとすいません。
皆さんお疲れ様でしたー。
そして運営チームの皆様貴重な場を設けていただきありがとうございました。
また頑張ります。
iPhone Xを買いました
このブログは全部iPhoneの音声入力で文字を入力しています。
iPhone Xが発売して1週間ぐらい経ちますけどまだ僕は手に入れてなくて、なぜなら予約開始日の時に予約するの忘れていて会社の会議とかやっていたからです。
でAA予約はなんとかしたんですけど入荷が12月になる位の感じだったので枕待てないなぁと言うことで、どうやらアップルのウェブサイトに行くとApple Storeのサイトに行くと朝6時位にiPhone Xの在庫がだぶついて大吾は何か解放される。当日入所が見たい8で限定数量で毎日ちょっとずつ誤解されてるってことわかって毎朝朝6時に目覚ましを鳴らしてちょん、Apple StoreのサイトにアクセスしてiPhone iPhone Xの在庫があるかどうかをチェックしてたんですけど別日からチェックし始めたんですけど在庫があるなぁってわかってからいざ予約しようとするとそこで売り切れるって言う感じでかなり数量限定な感じだったんでが火曜日は水曜日は朝6時に起きて予約に挑戦していたんですけどついね今朝6時在庫確保することができましたじゃんかゆ
て事で銀座のApple Storeに今日の昼行ってきてiPhone Xを受け取ってきましたAppleCareを合わせると165,000位、非常に高い買い物でしたがまぁ毎日使うものなので、あと仕事にも仕事にも直接関連するものなのであまり気にせずに買っちゃいました。
で職場は渋谷なんですけどせっかく東京の東側の銀座に来たんでもうちょっと北に上がって前々から行きたかった秋葉原の事かと土曜に行こうかなと思って、それは何かってますと僕が好きなももクロちゃんの深夜テレビで紹介されていた、角煮カツ丼、て雄こってりした食べ物食べに行きたいなーと思っていたのです
こってりパトロール、てやつです。
というわけで銀座から日比谷線に乗って秋葉原に向かったなんですけど、どうやら電車に乗る方向間違えていたらしく日比谷線に乗ったら間違えて恵比寿のほうに行っちゃってうかいしてましたって言うことで仕方なく渋谷に戻って立ち食いそばを食って仕事に戻ったのでした。
と言うことでiPhone Xオススメです皆さんもぜひ母購入を検討ください
iOSDC2017でCoreMLの話をしてきました(あるいは法律相談事務所に行ってきた話)
発表内容
久しぶりに技術イベントで発表してきました。こういうちゃんとした形式のカンファレンスで話すのは、DeNA Tech Con 2016 以来だな。
資料はこちら
同僚が撮ってくれた写真
内容は、これまでひっそりやってたことを15分でまとめた感じです。
イベント自体の感想
非常に申し訳ないのですが、Day1は房総半島の方で非常に重要な推し事があり参加できなかったんですが、前夜祭後のスピーカーディナーと、Day2に参加しました。
スピーカーディナー
昨日のiOSDCスピーカーディナー、適当に話しかけた人がUIKit本の著者 @tokorom だったり、RubyCocoa原作者 @fhisa だったり、いつも聞いてるpodcastの @k_katsumi @sonson_twit だったりと、まぁ〜豪華でした #iosdc
— kentaro matsumae (@kenmaz) 2017年9月16日
@fhisaさんはベビメタヲタってことで、そっち方面の話ですっかり話し込んでしまいましたが、時間があればもっと色んな人と話をしたかった。それくらい濃かったです。
Day2
前日の疲労もあり、昼からの参加になりましたが、会場についたら想像以上に
どっきんどっきんしてきたわ #iosdc
— kentaro matsumae (@kenmaz) 2017年9月17日
ってことで、会場着くなりランチを食いながらプレゼン練習して、TrackA会場に移動した後も、ハンズさんの話を聞きながらスライド見直して、さらに自分の出番が終わったらAsk the Speakerコーナーに移動して、何人かの方とお話して、という感じで、あまり他の方のトークを聞く余裕はありませんでした。
それはそうと、発表を聞いていただいた方々、終わった後声かけていただいたり、Ask the Speakerコーナーに来ていただいた方々、またTwitter等でトークについての感想を書いていただいた方々(しっかりエゴサさせていただきました)、みなさまありがとうございました!
LT
一段落ついて会場に戻ったらLT大会が始まっていて、そっちはしっかり楽しめました。ちなみに私は以下のLTに投票しました。
エンジニアはイヌ #iosdc
— kentaro matsumae (@kenmaz) 2017年9月17日
ってところが面白かったのでぜひスライドを公開してほしい。
クロージング
ベストスピーカーは安定の選外でしたが、最後の主催者の長谷川さんの締めが良かったです。スタッフの皆さんは非常にいい感じで、テキパキ動いてくださってました。帰り際のハイタッチも楽しそうで、ちょっとしか参加してない自分もスタッフの皆さんと一緒に謎の達成感を得ることができました。お疲れ様でした!
・・・
以下、暇な人向けの前日談。
前日談
2016年あたりから機械学習に興味持ち始めて、それこそ最初の方は数学の微分からおさらいをはじめたくらい基礎知識も何もなかったんですが(微分は高校の時やったはずだが高校時代は剣道部とバンド活動のことしか覚えてない)、コツコツ専門書など読んだり実験や実装をしたりして、そろそろ外に対してちょっとくらい話しても恥ずかしくはないかな、と考えていました。
というときに、社内Slackで同僚の方から「iOSDCやるからCfP出してねー」っていうアナウンスがあったので、15分でいいんならちょうどいいな、と思い応募しました。
CoreMLをテーマで1件だけ応募したんですが、NDAの問題もあるしきっと落選するだろうな〜と思い応募したことを忘れかけていた頃、なんと採択のメールが届いたというわけです。
NDA
採択メールが来たのは8月初旬の段階ではiOS11の詳細なリリース日は未定だったので、CoreMLやiOS11に関してはとりあえず現段階で公開されている範囲で話せば問題無いだろう、くらいで楽観的に考えていました。
しかし直前のAppleイベントでiOS11のリリースが日本時間9/20早朝と発表され、トーク内容もNDAの制約をしっかり受けることが確定しました。
さらに
CfPの注意書きの通り「トークの内容がAppleのNDA配下にあるかのご確認はご自身でお願いします。」の見解です。Appleと開発者の間のNDAであり、iOSDCは見解を出せる立場に無いので…。 https://t.co/eobYko3pkQ
— iOSDC (@iosdcjp) 2017年9月13日
というやり取りを目の当たりにし、こりゃほんとに問題ないかちょっと真面目に再チェックしなきゃなって思ったところ、以下の記事を発見しました。
1. iOS Dev Center にログインする
2. Member Center に行く
3. [Your Account] > [Legal Agreements] > [iOS Developer Program License Agreement] を開く
4. "WWDC" で検索する (-> 10.1 Information Deemed Apple Confidential が引っかかる)
5. そこを読んでお前の弁護士と相談しろ
なるほど!
ってことで、人生で初めて行ってきました、法律相談事務所に。
弁護士と相談
行ってきたのは渋谷のタワレコの横の銀行ビルに入ってる法律相談事務所です。¥5400/30minくらいでアレコレ相談に乗ってくれるそうです。知識と経験を金で買えるなんて便利ー
相手をしてくれた弁護士は若い賢そうなお兄さんでした。終始にこやかに対応してくれました。おっさん弁護士が出てきて説教されたらどうしようと思いました。
で、スライド資料見せたり、印刷したAppleとの契約書を見せたりしながらいろいろ話しましたが、結論としてはまー大丈夫じゃね、ってことになりました。
しかし、AppleとのNDAよりやばいことがスライド資料の中に発見されました。
肖像権
今回のトークテーマが「アイドル顔識別アプリ」を作ろう、ってことだったので、もともとのスライドでは、某「いま会えるアイドル」の写真をふんだんに使っていました。
著作権的には、研究や実験内容の説明のためであれば、引用元をしっかり書いておけば公式サイトに転がってる写真とか使ってOK、みたいなことを大昔に聞いた覚えがあったんですが、肖像権はまた別で、こっちは結局のところ芸能事務所やらに個別に許可を得る他ない、ってことを指摘されました。
念のため所属事務所の問い合わせフォームや、マネージャーのTwitterアカウントに対して確認を取っては見たものの返答はありませんでした。
ということで、すべての写真たちを「いらすとや」のフリー素材に差し替える作業に追われることとなったのでした。
会社にも相談
今回は個人エンジニアとして話そうかなと思っていたのですが、念のため社内の関連部署にも確認してみると、同じようなことを指摘されまして、この年にして社会人としての未熟さを実感したのでありました。
まとめ
- iOSDCで自分が勉強してきたことを整理してみんなの前で話せてよかった
- 資料の最初にも書きましたが「おもしろそう」「自分でもやってみようと思った」のような感想を多く聞けたので、発表のゴールは達成できた
- 意図せず契約や肖像権についての知識をプロから学ぶことができた
- トーク内容についていろんな人と話をさせてもらったが、モノノフは一人もいなかった。ももクロもまだまだだな!(謎の決意)
ルンバ買い替えプログラムはお得
さようならルンバ、こんにちはルンバ
我が家にルンバがやってきたのは、9年ほど前のこと。我が新婚家庭に突如現れたロボット掃除機は、ちょっとした真面目なペットみたいな存在であった。
若かりし頃のルンバ
そんなルンバも今ではこのように黄ばんでしまい、すっかり {おじいちゃん|おばあちゃん} である。
ルンバで9歳といえば人間でいうところの90歳にあたると言われており(要出典)、すっかりボロボロである。特に今年に入ってからタイヤのゴムが唐突にハゲてしまい、内部でガリガリという異音を立てるようになってしまった。調子の悪いことはこれまでも二度ほどあったが、ルンバサポートセンターに入院して戻ってくれば、ふたたび元気に部屋中を走り回ってくれたものだった。
しかし、もうそろそろ限界のようだ。
ということで、そろそろ新しいやつを買うかーと思っていたところ、ルンバ交換サービスというものが公式に提供されていることに気づく。
ということで早速申し込んだところ、こいつが我が家にやってきた!
黒く光っててかっこいいですね!さようならルンバ530、こんにちはルンバ885J!
交換プログラムについて
古いルンバと引き換えに、新しいルンバを半額くらいで購入できる、というサービスです。しかも交換元のルンバは壊れててもOK、ということでありがたい。
私が所有していたのはルンバ530という機種でしたが、以下の機種に交換可能でした。
ルンバ885J
https://store.irobot-jp.com/item/88545.html
交換価格 ¥48384(定価 ¥90720)
ルンバ654
https://store.irobot-jp.com/item/654.html
交換価格 ¥31725(定価 ¥58032)
ブラーバ 371J
https://store.irobot-jp.com/item/371J.html
交換価格 ¥25974(定価 ¥39996)
交換とはいうものの、複数台購入も可能とのこと。ブラーバちょっと気になったけど今回は見送り。885Jにしました。
交換対象の機種はいずれも最新、というわけではないですが、十分でしょう。最新の900シリーズには交換できないの?と聞いたところ、発売から間もないのでしばらくは無理、ってことでした。
交換を申し込むと、新しい機種がヤマトで自宅まで配送され、代引きで支払い、となります(カードOK)。で、ヤマトのドライバーに古い機種を渡せば交換完了、という流れで非常にかんたん。
ルンバそのものも素晴らしけど、無料サポートも手厚いし、あげくに交換プログラムまで提供してくれるってことで、これが最高の顧客体験かーと関心したのであった。
映画「FAKE」を観た
監督の森達也が佐村河内守に密着して、ゴーストライターの件や、聴覚障害の件について真相を追うというドキュメンタリーです。
佐村河内守の音楽は一度も聞いたことはなかったし、一連の騒動についてもどうでもいいことやってるなー、と思って見てましたが、どこかでこの映画がとにかくおもしろい、という話を聞いて興味を持ちました。どこだったけなー。なんかのポッドキャストだかラジオだか。
佐村河内守とその周辺の出来事に関して以下の様な疑問がまずある。
- すべての楽曲はゴーストライターとして新垣が作ったのか
- 佐村河内守自身には作曲の能力はないのか
- 耳が聞こえないって本当か?
- なぜ新垣はゴーストライターについて告白したのか
- 新垣は何を考えているのか
- 佐村河内守の妻や両親などの近い人々は何を考えているのか
- 佐村河内守は今どんな生活をしているのか
- 佐村河内守は新垣を訴えると言っているが弁護士はどう見てるのか
- メディアの報道はどこまで真実なのか
- メディアの人間を信じていいのか
それプラス、今回の映画に関しては
- そもそもこの映画、ドキュメンタリーって言ってるけど撮影された内容は真実なのか、何らか演出が入っているのか
- 森達也監督を信じていいのか
あたりのことを、もやもや〜、っと考えながら映画は進行していきます。で、最後には上記の疑問の真相はほぼほぼ判明するわけですが、それはもしかしたら見る人に寄って、あるいは音楽や芸術に対する考え方に寄って、その解釈は異なってくるかもしれません。とにかく、おすすすめなんで、みなさんぜひ渋谷に観に行ってください。
個人的にお気に入りのシーン、というかオオオぉと思ったのは、なんかの祝賀パーティで森達也監督が壇上に上がって◯◯◯◯に☓☓☓☓と、さらっというところです。カタルシスー。あとは映画の煽り文句のラスト12分ね。
全体的に、真面目な、暗い、地味な映画かなという印象が最初ありましたが、
- 豆乳
- 猫
あたりのキーワードに関するシーンは他のお客さんも結構笑ってたので、松本人志とかのシュールなコントが好きだった人はぜひ見に行ったらいいんじゃないでしょうか。
あとはまあ、夫婦愛、的な要素もあるかな。奥さんもちょっと変わった人だったけど重要人物です。佐村河内の両親もね。切ないです。
そんなところで、以上久しぶりのブログでした。
2014振り返り
2015年も半分終わったということで、唐突に(忘れていた)2014年の振り返りをしようと思う。しなくてもいいんだけどする。
2013の振り返りはコチラ
プライベート
お仕事
- D社に入社して1年以上経過
- 2013年末にリリースしたサービスをひたすらやってる
- 2013下期の社長賞
- そーいや子供が生まれて妻の実家に帰ってる時に、新機能リリースがあって山陰地方の田舎からVPNしたのはいい思い出
推し事
- 2014/01/04 俺の藤井@群馬・前橋グリーンドーム
- 2014/01/11 ペプシプレゼンツももいろクローバーZero Live@さいたまスーパーアリーナ
- 2014/01/19 ニッポン放送ミューコミプレゼンツ アニメ紅白歌合戦Vol.3@国立代々木競技場
- 2014/02/11 ライブビューイング「ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo バレンタイン DE NIGHT だぁ〜Z!2014」@TOHOシネマズ渋谷
- 2014/02/19 ライブビューイング「直送ももくろvol.13 平面革命 ももいろ夜ばなし第二夜『玄冬』」@TOHOシネマズ渋谷
- 2014/02/20 ライブビューイング「直送ももくろvol.14 平面革命『おしいろマンハッタン〜なんてこったパンナコッタ』」@TOHOシネマズ渋谷
- 2014/03/09 ももクロ春の一大事2014国立競技場大会 事前物販@東京ビッグサイト
- 2014/03/15 ももクロ春の一大事2014国立競技場大会 DAY1@国立競技場
- 2014/03/15 ももクロ春の一大事2014国立競技場大会 DAY2@国立競技場
- 2014/04/25 第2回公式ファンクラブ「ANGEL EYES」限定イベント DAY1@埼玉・西武ドーム
- 2014/04/26 第2回公式ファンクラブ「ANGEL EYES」限定イベント DAY2@埼玉・西武ドーム
- 2014/04/27 第2回公式ファンクラブ「ANGEL EYES」限定イベント DAY3@埼玉・西武ドーム
- 2014/05/12 かなこ遭遇@タワレコ
- 2014/05/18 ももクロ24時間特番「UStream大賞受賞記念24時間いただきますTV2014」@千葉・幕張メッセイベントホール
- 2014/06/21 聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY/初日舞台挨拶(あーりん)@丸の内TOEI1
- 2014/07/10 『劇場スジナシin名古屋』ライブビューイング(かなこ)@TOHOシネマズ渋谷
- 2014/07/26 ももクロ夏のバカ騒ぎ2014日産スタジアム大会〜桃神祭〜 DAY1@神奈川・日産スタジアム
- 2014/07/27 ももクロ夏のバカ騒ぎ2014日産スタジアム大会〜桃神祭〜 DAY2@神奈川・日産スタジアム
- 2014/08/19 GIRLS' FACTORY 14@国立代々木競技場第一体育館
- 2014/09/13 氣志團万博2014 ~房総大パニック!超激突!!~ Presented by シミズオクト@千葉県・袖ケ浦海浜公園
- 2014/10/18 ライブビューイング「直送ももくろvol.17 平面革命『有安杏果プレゼンツ チビッ子祭り2014』」@MOVIXさいたま
- 2014/11/28 ニッポン放送開局60周年記念 オールナイトニッポン Radio Live 忘れられぬミュージック@横浜アリーナ
- 2014/12/24 ライブビューイング「直送ももくろvol.19 平面革命『ももいろクリスマス2014 さいたまスーパーアリーナ大会 DAY1』」@MOVIXさいたま
- 2014/12/25 ライブビューイング「直送ももくろvol.19 平面革命『ももいろクリスマス2014 さいたまスーパーアリーナ大会 DAY2』」@MOVIXさいたま
もも以外
- 2014/04/20 野菜生活100野菜生活体操スーパーLIVE(チームしゃちほこ
- 2014/05/03 チームしゃちほこフリーライブ@東京ドームシティ
- 2014/08/28 チームしゃちほこ「しゃちサマ2014~神々の祭り~@日本武道館
- 2014/08/29 布袋寅泰 HOTEI JAZZ TRIO Live@Blue Note Tokyo
- 2014/11/30 布袋寅泰 -Into the Light Japan Tour 2014- @NHKホール
- 2014/12/10 布袋寅泰 beat crazy Presents Special Gig "B.C. ONLY+1 2014"@品川ステラボール
また半年後に会いましょう