2020振り返り
あけましておめでとうございます。2020年を振り返ってみます
メルペイ
- 前半は地図UIや「おくるもらう」などの新規機能の開発、後半は各種グロース施策をiOSのTLとして担当しました。またメルカリ・メルペイ横断PJやモバイルチーム横断のPJにも関わっています。
- iOSDCやMerpay Techtalkでのリモート登壇、技術ブログの執筆などを行いました。
- 2月からずっとリモートで働いています。通勤がない分かなり効率的に働くことができ、メインのタスクだけでなく、改善系タスクにもじっくり取り組めた一年になった気がします。
- MTGでの英語頻度がやや増えました。相変わらず大変ですが、字幕機能のおかげでなんとかなってる?感じです。
個人開発
- AnimeMakerはサービス開始から12年目となりました。ユーザ数はこの一年でMAU13万→18万に成長しました。
- 技術面では以下のようなことにチャレンジしました。
- iOS:SwiftUIの導入、iOS14対応、iOS10サポート終了、Subscription課金の導入
- Android:(ほぼ)Full-Kotlin化、ViewModelの導入、Subscription課金の導入
- Backend:Elasticsearchの導入、memcachedの追加、動画エンコード専用サーバーの追加、Rails3→4へのアップデート(!)
- 昨年から個人開発の収益はすべて投資に回すようにしました。もともと存在しない資金なので、$TSLAなど応援したい個別株を長期保有前提で毎月買ってる感じです
その他趣味活動
- あちこち出歩いて、人が密集したライブに行ったりイベントに行ったりしてミーハーな感じでエンタメを消費するのが趣味なんですが、コロナで全滅です。在宅でできることをやってる感じですが不完全燃焼です。
- クルマ(orEV)とか買って遊ぶと面白いかなーと考えていたりするんですが、マンションの駐車場は埋まってる、近隣の月極ってのもなぁ、そもそもこの年までそんなにクルマにハマってこなかったのですぐ飽きるんじゃないか、必要なときにカーシェアでよくない?、事故とか怖いしなー、別になくても生活できるしなー、などなど無駄に悩んでいる感じです。
2021の目標
- なにかしらこの時代にあった新たな趣味を発見する
iOSDC2020に登壇しました&参加レポート
iOS関連技術のカンファレンスであるiOSDC Japan 2020で「Xcode Previews でUIKitベースのアプリ開発を効率化する」というタイトルで発表してきました。
発表スライドはこちらです。
今年はオンライン開催ということでニコニコ生放送での配信となりました。以下からタイムシフト配信が見れると思います。後日セッションごとにYouTube等にもアップされるかな?
発表内容について
発表では、2019年秋ごろからメルペイで私が導入を進めてきたXcode Previewsについて、
といったことを紹介しました。
同じような内容は2019年末に会社のブログに書いて既に公開しています。その時はまだ2画面程度にしかPreviewを使っていませんでしたが、それから9ヶ月ほどたち、およそ150画面ほどにまでPreviewの導入が進んできました。今回の発表ではこの9ヶ月で得られた知見を詰め込んだものとなりました。
また会社のブログではさらに今回の登壇にあたりインタビュー記事を作ってもらえたので、そちらもご覧ください。
mercan.mercari.com ちなみに今回の発表内容は、2020年3月に行われる予定であった「try! Swift Tokyo 2020」で「Effective UIKit-based app development with Xcode Preview」というタイトルで話そうと思っていた内容でした。ただしそれはコロナの影響でイベント自体が中止となってしまったため、それをさらにブラッシュアップしたものをiOSDCにて発表させていただきました。
発表を終えて
ありがたいことに「ちょっと感動してる」「めちゃくちゃ便利だ」「明日から使いたいシリーズ」などなどポジティブなコメントをたくさんもらうことができました。

発表後の質疑応答コーナーでも多くの質問があり、ありがたかったです。
今回の発表内容は結構実務に役立つ方も多そうなので、発表者ノートと共に解説記事として後日別途アップする予定です。
他のスピーカーのセッション
今回は4連休中での開催ということもあり、子供たちの相手をしながらの参加になりました。大量の宿題を抱えた娘が「パパの部屋じゃないと集中できん」ということで、宿題を応援しながらセッションを聞いたりしてました。

てことで、どのセッションも100%集中して視聴はできなかったので、これから改めて1.75倍速でニコ生タイムシフトで各セッションを再度チェックしていきます。感想は随時下記のTwitterのスレに投稿していく予定です。フィードバックも送ろうと思います。
#iOSDC の感想を書いていくスレ
— kenmaz (@kenmaz) 2020年9月21日
全体の感想
やはりオンライン開催ということで、カンファレンスの醍醐味でもある、知り合いや、たまたま近くにいた人たちと技術や業界にカジュアルにお喋りする、といったことができなくて寂しい感じはありました。ただ、ウィンドウを5つ並べてセッションを同時に見ることができたり、タイムシフトで気になったセッションを見返したり、一時停止できたり、といった配信ならではのありがたい点も多々ありました。
登壇者としては、事前収録ということもあり負担はだいぶ小さくてよかったです。とはいえオンライン配信であっても登壇直前に緊張して心拍数が異常に高まる体験は相変わらずでした。
リモートであっても登壇前は緊張するのであった #iosdc pic.twitter.com/gc3VyqLSPp
— kenmaz (@kenmaz) 2020年9月21日
リアルの登壇だとお客さんからの笑いや反応に応じて臨機応変に話し方を変えたり、とかいったことも楽しいですが、ニコ生でもリアルタイムで反応をもらえるのでそれはそれで楽しかったです。
クロージングセッションを見ながら「あ〜これでイベントは終わりか」といつもと同じく充実感や寂しさみたいなものは体験できてよかったです。WWDC20では体験できなかった「イベントに参加している」感が、iOSDCではすごく感じることができました。
来年はどういう形式になるかはわかりませんが、また参加したいと思います。
2019振り返り
あけましておめでとうございます。2019年を振り返ってみます。
メルペイ
- メルペイに入社して1年半ほど経ちます。2月にはついにメルペイが無事ローンチされました。自分はメルペイiOSのいくつかの機能を設計・実装しました。メルカリ本体の開発にも少し携わっています。
- 普段の生活でもメルカリ・メルペイはヘビーに使っています。普段自分が使うものを開発できるってのはやはりいいですね。
- 業務で得た知識を、iOSDCや社内イベントなどで発表したり社内ブログに執筆したりしました。
- 週10時間英語の勉強をして会社が求める英語力の基準値(A2→B1)に達しました。基準に達したので週10時間学習縛りからは開放されましたが、なんらか継続していきたい。
Flutter
- とある業務アプリ開発でFlutterをがっつり使いました。3ヶ月くらい使ってますがUIが宣言的に書けて非常に生産性が高いです。hot reloadやレイアウトの仕組みもよく考えられてるなーという感じです。
- BLoCパターン + rxdart を使っています。自分でRxをゼロから導入するのは初めてだったのでいい勉強になっています。
- 引き続きやっていきます。
AnimeMaker
- 個人開発しているAnimeMakerも11年目を迎えました。
- この1年でMAUが約70k→130k、DAUが約5k→10kに向上しました。
- 特に何もやってませんが、海外のTikTokerがアプリを宣伝してくれたりと、自然に流入している感じです。
- 負荷対策にAWS CloudSearchやLambdaを導入したり、スパム対策を行ったりしました。
- 負荷がやばいのでappとdbをさくらからAWSに移行してスケールさせたいのですが、余裕がなく、やろうやろうと思いつつ1年経ってしまいました。2020こそやる。
- 月間収入(広告+in-app購入)は自分がSIerで新卒3年目のときの手取りくらいになりました。
自宅購入
- マンションを買いました。上の子が既に小学校に通っているので物件購入のエリアが限られており結構悩みました。新居に引っ越しして4ヶ月ほど経ちますが、快適に過ごしています。
その他
- ラジオの公開収録で村上春樹と1m位の距離まで接近しました。
- 推し事も相変わらずよく行ってますが2019前半はあまり行けてないので課題
2020の目標
- 仕事は引き続き全力で頑張る
- AnimeMakerをAWS移行する
- 英語力を引き続き向上させる
- 春一になんとか行けるように調整する
iOSDC2019に登壇してきました
2019年9月5日〜7日に早稲田大学キャンパスで開催された「iOSDC Japan 2019」という技術カンファレンスで登壇してきました。

発表内容としては、昨今のモバイル決済アプリ開発を取り巻く社会の状況や法律に関する話から、私がmerpayの開発で携わったApplePayやコード払い関連の技術詳細、そしてメルカリとの統合についての内容を話してきました。
2年前のiOSDC2017でもアイドル顔画像認識のテーマで登壇しましたが、前回に引き続き今回もあまりSwiftやiOSアプリ開発そのものではなかったので、こんなので大丈夫かなーと思いつつ、とはいえ採択されたわけだし、ってことで、merpayに入って1年半くらいで得た知識や経験をなるべく詰め込んだ30分にしたつもりでした。
最終的にはたくさんの方に聞いていただき、トーク後のAsk the Speakerのコーナーでも同じくFintech系のエンジニアや前職・全前職関係の方々といろいろとお話させていたくことができました。

自分の登壇時間以外は以下のセッションに参加しました。
特に稲見さんの「Swiftプログラミングと論理」では、様々な理論をSwiftで表現するというテーマで、かなり難しかったけど非常に興味深かったです。
また @hak & @tomzoh のトークは「ゲーム機の歴史:ハードウェア、ソフトウェア、演出」という雑談トークみたいな感じで、これまたiOSもSwiftも全く関係ないおっさんホイホイてきなトークでしたが面白かったです。Youtubeに動画も上がってたので、通勤時に聞きながら復習しましたが完全にrebuild.fmでしたw
トークの中で、ファミコンの光線銃はブラウン管の走査線を見てそのタイミングで画面上のどの位置を狙っているのか判別している、といった動作の仕組みを解説がありました。ふと自分が中1の頃遊んでたスーファミ版のスーパースコープはどうだったかな・・と調べてみると、そっちは別途テレビの上にセンサーを取り付ける方式のようで、また別もののようでした。
こういう技術的昔話ってのはおもしろいですねー。
というわけで何の話だったかわからなくなってきましたが、いろんなトークも聞けて色んな人ともお話もできて、良いイベントでした〜。また来年!
当日の写真は以下から転載しました。
宣伝
今回の内容と同様or少し変更した内容で、9月26日の merpay Tech Talk for iOS Engineerというイベントでも話ます。興味のある方がいましたらぜひ〜
iOSDC2019に登壇します
こんにちは@kenmazです。2019年9月5日〜7日にかけて開催されるiOSの技術カンファレンス「iOSDC2019」で「モバイル決済アプリの作り方」という内容で発表をさせていただきます。
私の出番は、9月7日(土)の11:20〜から30分間、300人収容可能なTrack Aホールです。
私は2018年6月から株式会社メルペイで働いています。今回のトークは私がiOSエンジニア・モバイル決済アプリ開発者として、実際に開発に携わった経験が元になっています。
以下のような方はぜひお話を聞きに来てください。
- モバイル決済アプリを構成する技術要素について気になる人
- QRコードの中にはどんなデータがはいってるのか気になるひと
- Apple Payの仕組みが気になるひと
- 今まさにXXXPayを開発している人
- XXXPayをこれから開発しようとしている人
また〇〇Payとか△△Payで働いている方々いらっしゃいましたら、いろいろお話させていただきたいです。
資料の内容をすこしだけ貼っておきます。






それでは会場で会いましょう!
2018振り返り
妻の実家から帰ってきて落ち着いたのでいまさら2018年をふりかえり
大きい話題としてはこのへん。
- 3月 try! Swift Tokyoに登壇した
- 6月 株式会社メルペイにiOSエンジニアとして転職した
- 9月 try! Swift NYCに登壇した
転職
5年ほど勤めていたDeNAをやめてメルペイに転職しました。事業内容、環境、待遇もよく日々楽しくやっています。引き続きiOSのコードを書いています。あと出張で初めて中国・上海に行った。
登壇
2018年の登壇2件については、たまたまいいタイミングでいいネタに取り組むことができて、NYCにも招待していただいて、運が良かったなという感じです。
英語
NYCで長尺の英語プレゼンをしたり、仕事上必要だったりってことで、英語をぼちぼち勉強しています。オンライン英会話をやったり、会社の英語話者チャットランチに参加したり、同僚と喋ったりと、コツコツやっています。
子ども
小1と幼稚園年少の女の子2名を育てています。順調に成長しています。いまのところパパ、パパ、という感じでなついてくれていますがさていつまで付き合ってもらえるのでしょう・・
AnimeMaker
かれこれ8年くらい個人でコツコツ運営しているAnimeMakerというサービスなんですが、地味に月間500万PVくらいまでに成長しており、月間収益も自分が新卒1年目の頃の月収くらいには成長してきました。サーバー代(ほとんどCloudFront代)も馬鹿にならなくなってきたので、今年の確定申告のタイミングで、青色確定申告だか、法人登記だかをやったほうがいいのではないかと思い始めてきています。事業買い取るよみたいな誘いもあるんですが愛着もあるので、2019年も引き続き運営していきます。DataDogやDockerとも仲良くなれたのはAnimeMakerのおかげ。
2019の豊富
まずは、とにかくメルペイで作ってるプロダクトをちゃんとローンチして改善して成功させたいなあという気持ちです。その他の活動については、去年は正直登壇ですごくエネルギーを使ったので、今年はまたいろいろ知識を蓄えたりAnimeMakerを育てたりしていきたいです。
🍑
🍑
🍑
🍑
2018年の推し事まとめ(本題)
- 01/21 ももいろクローバーZ ライブビューイング 2018 OPENING ~新しい青空へ~ (幕張メッセ)
- 2/9 ももいろクローバーZ ニッポン放送 ももいろクローバーZ プロデューサー川上アキラのオールナイトニッポンR公開収録
- 2/10 ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo バレンタイン DE NIGHTだぁ~Z!「裏」ライブビューイング ラジオなのに映画館で見れちゃうの (さいたま新都心 MOVIXさいたま)
- 2/10 ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo バレンタイン DE NIGHTだぁ~Z!「表」 (横浜アリーナ)
- 3/9 ももいろクローバーZ 高城れにソロコンサート「まるごとれにちゃん2018」ライブビューイング (TOHOシネマズ新宿)
- 4/20 布袋寅泰 『HOTEI Paradox Tour 2017 The FINAL ~Rock’n Roll Circus~』先行上映会&布袋寅泰トークイベント (シネマート新宿)
- 5/13 布袋寅泰 B.C. ONLY+1 2018 (豊洲PIT)
- 5/22 ももいろクローバーZ 『ももいろクローバーZ 10th Anniversary The Diamond Four -in 桃響導夢-』【Day1】10年丸わかりDay ~120曲を1日で聴かせます!~ (東京ドーム)
- 5/23 ももいろクローバーZ 『ももいろクローバーZ 10th Anniversary The Diamond Four -in 桃響導夢-』【Day2】TD4の覚悟 (東京ドーム)
- 7/15 ももいろクローバーZ 高城れに 「永野と高城。2 エキセントリックコミックショー」 (恵比寿ザ・ガーデンホール)
- 7/21 ももいろクローバーZ スターダストプラネット 出版記念トークイベント (10:00回) (幕張メッセ)
- 7/21 ももいろクローバーZ スターダストプラネット 出版記念トークイベント (12:00回) (幕張メッセ)
- 7/21 ももいろクローバーZ スターダストプラネット 出版記念トークイベント (14:00回) (幕張メッセ)
- 7/28 ももいろクローバーZ 「夏S」 (埼玉県 メットライフドーム)
- 8/4 ももいろクローバーZ 「MomocloMania2018 -Road to 2020-」 (千葉県・ZOZOマリンスタジアム)
- 8/4 ももいろクローバーZ 「MomocloMania2018 -Road to 2020-」おかわりちゃん (TOHOシネマズ新宿)
- 8/28 ももいろクローバーZ ももクロナイター巨人対広島戦(東京ドーム)
- 8/31 ももいろクローバーZ ソラクロ祭 ももクロ in トーキョースカイツリー (東京スカイツリー)
- 9/26 ももいろクローバーZ 「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」 (舞浜アンフィシアター)
- 10/2 ももいろクローバーZ 「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」 (舞浜アンフィシアター)
- 10/3 ももいろクローバーZ 「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」 (舞浜アンフィシアター)
- 10/20 ももいろクローバーZ ANGEL EYES限定「30代限定ガッツリライブ」 (静岡県 アクトシティ浜松)
- 11/17 ももいろクローバーZ ジャパンツアー「青春」 (千葉県・森のホール21 大ホール)
- 11/26 布袋寅泰 HOTEI Live In Japan 2018~TONIGHT I'M YOURS TOUR~ (NHKホール)
- 11/30 ももいろクローバーZ ジャパンツアー「青春」ライブビューイング (TOHOシネマズ 日比谷)
- 12/6 布袋寅泰 HOTEI Live In Japan 2018~TONIGHT I'M YOURS TOUR~ (神奈川県民ホール 大ホール)
- 12/25 ももいろクローバーZ 「ももいろクリスマス2018 DIAMOND PHILHARMONY ‐The Real Deal‐」 (さいたまスーパーアリーナ)
今年は有安脱退が衝撃的でした。ミュージカル、青春ツアー千葉公演、あたりが満足度高かったです。2019年もやっていくぞ
try! Swift 2018 New York で登壇してきました

2018年9月4日〜5日にニューヨークで開催された try! Swift 2018 New York に登壇してきました。25分のトーク+25分のオフィスアワーで質疑応答、というのが私に与えられた枠でした。トーク内容は前回のtry Swift Tokyo の5分間LTで発表した超解像+CoreMLの話のロングバージョンです。
発表資料は以下
動画もそのうちYouTubeに上がると思います。
いまは空港で帰りの飛行機待ちです。時間があるので忘れないうちに、時系列順で起きた出来事、行ったこと、思ったことを書き綴ります。面白かったセッションは最後に列挙します。
2018-04-04 Natashaからの招待
3月に行われたtry! Swift Tokyoが終わって数週間後に主催者のNatasha から9月のニューヨークで話さない?と招待が来ました。おそらくTokyoでのLT発表がそこそこウケた+英語での発表だった、というあたりが招待された理由なのかなと思います。発表内容については、できればTokyoでのLTの発表内容のロングバージョンがいい、という要望がありました。
ちょっと悩む
NYCで登壇できるチャンスはそうないので即答でOKと言おうかと思ったけど、ちょっと悩みました。メルカリへの転職の選考が進行中だったからです。このとき取りうる選択肢としては以下のようなものがありました。
- (A) 転職しない + 登壇する
- (B) 転職時期を9月以降にずらす + 登壇する
- (C) 転職する + 登壇しない
- (D) 転職する + 登壇する
まず(A)について。そもそも超解像についてはほぼプライベートの時間を使って取り組んでいましたが、前職のマンガアプリ開発との親和性が非常に高い。DeNAにこのまま留まって業務と絡めてより知見を深めつつ、しっかり準備した上で満を持してNYCで登壇する、というのが多分一番安牌な選択だったかなと思います。
とはいえ、そこそこ考えた末、転職をしようと思っていたわけで、別の理由でそこにストップを掛けるってのはどうかなとも思いました。ってことで(B)のプランも浮かびましたが、なんというか、さすがにいろいろ多方面に不義理な感じがしたので、これは選択肢から外しました。
というわけで転職はすると決めたのですが、転職してあまりフィットしなかったりいきなり激務になったりして全然登壇準備ができなかったらどうしよう、という不安が湧いてきました。しかも今回はフル英語での発表+質疑応答なので、そっち方面の準備もしっかりする必要があります。なので(C)もちらっと頭に浮かんだのですが、これは流石にせっかくのチャンスなのにもったいない、ってことで、多分最もタフな(D)を選択しました。
誰か(誰だったかな?)が「迷ったら面白そうな方、一番タフそうな方を選べ」ってことを言っていて、これまでも度々その言葉に従ってきましたが、今回もその言葉に従うことにしました。
社外発表は社としても推奨しているので、本業と折り合いをつけて業務中に作業してもいいよ、と前もって聞いていたので、まあなんとかなるでしょう、という気持ちで、Natashaに承諾メールを返信しました。
2018-05 有給消化期間
無事メルペイへの転職がきまり、5月はほぼ1ヶ月有給消化してました。転職後はきっとバタバタするので、この期間にガガッと準備を進めてやるぜと意気込んでいました。まずテーマ決めからはじめましたが、このとき気になっていたのが以下の論文です。
[1708.00853] Audio Super Resolution using Neural Networks
ResNetを使って音声データに対して超解像するぜという手法についての論文です。こいつをCoreMLでうまくiOSデバイス上で動かして、「はい、画像を超解像できることがわかりましたね。では画像だけですか?いいえ、音声に対してもできます!フー!!!」みたいな感じで発表できたら盛り上がるやろな、と思って早速調査を開始しました。で、結果としてはこれは失敗に終わりました。かなりハマりつつもなんとか動くものができたわけですが、処理があまりにも重すぎて実用に耐えない感じになってしまったからです。それ以前にCoreMLに変換できるようにKerasで実装する部分でかなりハマったりして、なんかゴニョゴニョやっているうちに5月が終わってしまいました。この期間は発表準備の他にも、個人プロジェクトとして長年運営しているAnimeMakerのサーバーサイドをAWSに移す作業もしたりしてて、発表の準備作業は実質フルで8日間くらいの稼働だったかな。
2018-06 ~ 2018-09 メルペイでの業務開始+発表準備
6月からメルペイの仕事が開始しました。入社後から2つのプロジェクトに関わらせてもらってるのですが、とっても楽しくて6,7月はあまり準備作業はやってなかった気がします。さすがに8月もそろそろ近づいてきた段階でやばいなと思い、業務と平行して発表準備を進めました。
英語との格闘
メルカリには英語力向上プログラムとして、DMM英会話、英語話者との週に一回のチャットランチ、専門の先生とのレッスン、などなどが備わってるのでフル活用することにしました。なんと言っても僕の英語力はひどくて、たとえば「ABC」のことをこれまで「エービーシー」と発音してましたが、じつは「スィー」だということを知ったのがこの8月末です。妻も引くくらい知識がぽっかりと欠如している部分があるのです。あとチームメンバーも半分くらい英語話者エンジニアなので、彼らとなるべく英語で話すように心がけてました。でもやっぱり難しいし、聞き取るのが特に難しいです。
2018-09-02 いざ出発
9/2から5泊7日でいよいよ出発。羽田空港10:30ころ発。旅費とホテル代は主催者持ち。自腹でANAプレミアムエコノミーにアップグレードしておいたおかげか、ずっと機中でプログラミングしていたおかげか、13時間のフライトもあっという間でした。JFK空港に到着後はsimカードや両替はスキップしていきなりタクシーに乗り込みました。これがちょっと失敗で、イエローキャブ?っていうんですかね、運転雑だし、エアコン効いてないし、なんか怖いし、ドル現金持ってないし、オフラインだし、ちゃんとホテルに到着するだろうか?という不安とともに30分くらいでホテルに到着。

Yotel NewYork
スピーカー勢はみんなここに泊まるみたいです。部屋にあった案内をみると東京のカプセルホテルに着想を得たホテルらしく、狭くはあるがクリーンで機能的、ってのが売りのホテルのようです。非常に快適でした。

タイムズスクエア
ホテルにチェックイン後は歩いて10分くらいのところにあるタイムズスクエアへ。でっかいLEDがビルの壁にびっしりあったり、人混みでごった返していたり、渋谷センター街あたりの雰囲気がありました。京都のような碁盤目にそった町並みで、ビル群はどれも巨大で大規模な丸の内のよう。屋台のブリトーを食ってストリートパフォーマーを眺めたあと、AT&Tに行ってSIMカードをゲット。2GBで$25。

2018-09-03
2日目は午後にtry Swiftのワークショップがありますが、それまではフリーなのでちょっと観光。
MoMA
ホテルから歩いて途中ニンテンドーストアによりつつ、MoMA ニューヨーク近代美術館に到着。ゴッホやアンディー・ウォーホルなどが展示されてました。



Appleストア巡礼
その後はセントラル駅内にあるアップルストアへ訪問。立派な駅の建物の二階部分がまるっとストアになってて荘厳な雰囲気のストアでした。

try! Swift Day0 ワークショップ
僕がうけたのは暗号通貨+iOSというテーマのワークショップでした。ブロックチェイン、イーサリアム、スマートコントラクトといった概念の説明から、実際にイーサリアムのフレームワークを使ってアプリを作ってみようというワークショップでした。なんとなくわかったけど、こっから更に踏み込んでやろうか、という気にはまだなれてない。ちなみに会場は TANOOKI LABSという会社のオフィス。TANOOKI = 狸ですって。TANUKI、じゃないんだね。
ちなみにここでサンフランシスコで働いている keitaitok と初めて出会う。日本語が通じる!

スピーカーディナー
ホテルに戻ってスピーカーディナーに参加。ここで@d_dateや@satoshi(と初めて合流。@Satoshiとは実際に会って話すのはほとんど初めてな気がする。そして同じメルカリに勤める@JonBottとも合流。彼はKotlinのWorkshopの講師として参加していたんだけど、会場のネットワークの不調で1時間ほどWorkshopが中断しちゃったとのこと。ちなみに今回は2回もブロードウェイ・ミュージカルを見たんだけど、Jonに強くオススメされたからです。ほかにも主催の@natash、インドから来た@Gopal、台湾からきた@Audrey、コロラドから来た@Tomたちとお話をした。

2018-09-04
朝起きると軽い頭痛だったので薬を飲んで凌ぐ。時差ボケで変な時間に目が覚めてちょっとつらい。時差ボケは3日くらいでだいたい治りました。
try! Swift Day1
いよいよメインイベントの初日がスタート。東京のときは800人くらい参加者がいましたが、ニューヨークでは300人くらいのひとが参加している模様。会場は傾斜のある座席で正面にステージがあり、小さい劇場のような感じ。実際try Swift day2後にはジャージー・ボーイズのコンサートが行われていたみたい。

スピーカー受付後、簡単な会場ツアーをしてもらう。運営スケジュールのレクチャー、ステージ機材の説明、バックステージ、スピーカー控室、など一通り案内してもらう。
一日の流れは、朝食、25minトークx3、30min休憩、25minトークx3、昼食〜、みたいな流れ。休憩時間が結構長めなので、そこで会場の他の参加者とおしゃべりすることができる。テーブルも数少ないので、この席ご一緒していいですか?から始まり、どっから来たんですか、という感じで自然におしゃべりができる感じになっていました。

300人なので最終日には結構顔ぶれを覚えられました。Appleの人とも話ができた。なんかSwiftNIOのチームメンバーが東京にもいるみたいなこと言ってたような気がした。
With Apple guys from SwiftNIO team #tryswiftnyc pic.twitter.com/zk2lUMvHR1
— kenmaz (@kenmaz) 2018年9月4日
Thank you so much! And I enjoyed talking with you pic.twitter.com/sjnPkRMSZO
— kenmaz (@kenmaz) 2018年9月5日
ミュージカル: fozen
初日終了後、ボーリング上でパーティがあったみたいなんだけど、僕はそれには参加せずfrozenのミュージカルを見に行く。チケットは$150くらいで前日にインターネットで購入できて、すごくお気軽。ブロードウェイでは毎日100くらいのミュージカルがやっているらしくびっくり。日本で言うところの劇団四季の劇場みたいなものがあちこちにあって、しかもそれらが毎日上演されているっていう。文化として完全に根付いている。でfrozenはどうだったかというと、今にして思うとすごく良かった。まず映画版を何回も見ているので、多少言っていることがわからなくても内容は完全に理解でき、しかもほとんどの曲がわかる、ってのが非常にでかい。演出もド派手で、エルザのあの氷の魔法が舞台装置やプロジェクションマッピングでうまく再現できていて迫力がある。ミュージカルといえば舞台下のオーケストラピットでの生演奏もライブ感があって良く、それで「レリゴ〜」とか歌うわけですから、かなり盛り上がります。お薦めです。

2018-09-04 try! Swift Day2
いよいよ登壇当日。
登壇
13:00からリハーサル。出番は14:30から。今回はスライド+iPhone実機でのデモ、という構成でしたが、スライドとiPhoneの画面表示はPAの人が切り替えてくれるようになってました。特に切り替えボタンなどはなく、「Let's go to the demo」と言ったらいいタイミングで画面を切り替えてくれて、「Back to the slide」と言ったら戻してくれる、といった具合。マイクはハンドマイクではなく、お尻ポッケに機械を入れてTシャツの中から線を通して胸元につけるタイプのテレビっぽいあれ。ピンマイク?そしてスライドのページめくりはWWDCとかでみんな持ってるあのリモコンみたいなやつが使える。本格的な機材構成となっていました。

リハ中に舞台袖でスタンバイしていると、NSHipsterでお馴染みのMattと一緒になった。おお、あの有名なMattだ、と思いブログ読んでるよー、っていったらクックックッ、あれねえ、、みたいな感じの反応でした。なんか結構変わった人だった。あといろいろNYCのおすすめ情報とか教えてくれた。
とかなんとか言ってるうちに本番スタート。

正直あんまり発表中の記憶がないんだけど、とりあえず自分の英語が通じてるのかどうかわからない不安がずーっとあった。舞台上から観客席のお客さんの顔もバッチリ認識できて、ウケてるのか、ウケてないのか、理解できてるのか、できてないのか、あ、あの人席を立った帰っちゃうのかなー、とかとか。
やはり内容以前に、自分の英語が通じてるのかわからない、という点が一番不安だった。普段の会話であれば相手の相槌などを見ればわかるが、発表となるとお客さんとは距離があるので、よほど大きく相槌してくれないかぎりはわからない。何を言ってるんだこいつは・・。みたいな変などよめきは無かったのでとにかくそこは気にせず話し続けた。
そんな中でしたが、デモはそれなりにウケたような気もする。前日にデモ中に小ネタというか、ちょっとクスッとしてもらえそうな要素をいれておいたんだけど、それにちゃんと反応してくれたのでホッとした。ただ後半にかけて割と淡々と進めちゃったので、もうちょっと2,3箇所、そういう要素を入れておいたほうがもうちょっとやりやすかったかなー、などなど反省しています。とりあえず噛まずにはっきり発音できるように、その練習ばっかりしていたので、そのへんまで気が回っていなかったなー。

てことでだいたい25分の持ち時間のうち、23分間くらいを使って発表を終えて、スピーカーQ&Aブースへ移動。誰も来なかったら悲しいなーと思ってたけど、スピーカーのAudrey、Gopal、そしてはじめましてのBerta、スピーカー以外にも、Jermaineや他2, 3名くらいの人が質問に来てくれて、とにかく喋りまくったので終わったら喉がカラカラになった。


発表後はしばらく呆然としつつ、d_dateの発表を見る。内容がきっちりまとまってて、面白かったな〜。さすがやで。compactMapValue使っていこうな。

Pizza
終了後はCyberAgent、リクルート、eurekaの日本で働くメンバーたちと合流してピザを食いに行く。今回の旅行で一番うまかったかなー。その後もしばらくウロウロしてホテルに戻って即寝落ち。

2018-09-05 Meetup & 観光
パンケーキMeetup
satoshiに声をかけてもらって、ホテルのレストランでみんなでパンケーキを食う会に参加。そして皆さんとお別れ。また会いましょう!

その後は一日かけて観光&おみやげ探し
ハイライン
古い貨物列車の線路跡をつかった散歩コースみたいな感じのところ。30分くらい歩く。めっちゃ暑かった
I’m at High Line. Too hot 🌞 pic.twitter.com/zbuOanPpXg
— kenmaz (@kenmaz) 2018年9月6日
911メモリアル博物館
ツインタワー跡地の池を眺め、博物館で当時の状況を振り返る。観光客は多かったけど、みんな神妙な面持ちで、他の観光地とはまったく雰囲気が違いました。2時間くらいかけて回った。

メトロポリタン美術館&セントラルパーク
地下鉄でアッパータウン方向へ向かう。この辺はダウンタウンよりも静かで比較的きれいな街だった。メトロポリタン美術館についた頃には夕方で17:30に閉まっちゃうので、20分くらいしか滞在できなかった。自然博物館のほうにもいきたかったけど、このスケジュールじゃ無理ですね。また来たいところ。

帰りにセントラルパークを歩いていたらリスを発見。めっちゃ可愛かった。
🐿 in the Central Park pic.twitter.com/lk3AWOZIxf
— kenmaz (@kenmaz) 2018年9月6日
ミュージカル観劇: CHICAGO
汗だくになったので一度ホテルに戻り、シャワーを浴びてから、今回2度めの観劇、CHICAGO。frozenとは全然違ってJazzバンドが舞台したのピットではなく舞台上にデデンと並び、その前でザ・ブロードウェイといった感じのムキムキでキレキレの男女がピシパシ歌って踊るというミュージカルでした。そして圧倒的に英語がわからず、ジョークもわからず、話の筋もわからず、そして圧倒的な睡魔により、上演中に何度も寝てしまうという結果に。俺にはまだ早かった・・・・。

2018-09-06 帰国
そしてあっという間に帰国の日。Lyftで空港に向かう。Uberもつかったけど、便利過ぎますねコレ。

その他・雑感
家族との通信
家族とはLINEボイスメッセージと娘からのお手紙で主にやり取りをしていました。

ニューヨーク雑感
住みたいかと言われたらあまり住みたくはない。でもアッパーとかブルックリンのあたりはもうちょい住みやすそうな感じなのかな。ニューヨークを語れるほどの経験はまだ足りてないけど、まだ見たかったものとかもあるし、自由の女神もスキップしちゃったし、ブルックリンにも行ってないし、またチャンスがあったら行きたいです。
現地エンジニアたちとの会話
やっぱりもっと自由にみんなと交流できるともっと楽しかっただろうなとは思います。1:1ならまだしも、複数人の会話になるとついていけないことがほとんどなので(これは前からわかっていたが)、引き続き訓練あるのみ。今回はスピーカーとして参加したので、何かと向こうから話しかけてもらうことも多く、こちらから話しかけるときも話のきっかけが作りやすくて、よかったです。
おもしろかったセッション
Taken For Granted
Swiftの歴史について。コミットログをさかのぼり、Swiftが世に初めて公開されるまでにどんな変遷を経てきたかという非常に興味深いセッションでした。Swift was Ruby.
Idea to launch
起業とプロダクトづくりの話。最初はテックの話じゃないのかよーと適当に聞いてましたが共感するところも多く、印象に残った。
SwiftNIO
ClientでSwiftNIOを使うわかりやすい説明。SwiftNIOを使って、SMTPクライアントをiOS上で作るという例。わかりやすかった。
Creating a delightful tactile user interface
Appleのデザイナによるデザインの話。スライドも凝ってて面白かった
Trusting SDKs
みんなCocoaPodとかでSDKを気軽にインストールしてるけど簡単にハックされまっせ的な話。発表社はFastlaneの作者の人でしたが、ほとんどFastlaneの話は出てきませんでした。が、興味深い内容だった。
Compassionate Code Reviewer
ギスギスしないためのコードレビューのコツ。レビュワーコメントの書き方のいい例・悪い例をたくさん紹介してくれて、すぐい仕事でも活用できそう。
Hacking Mazipan
自分の一つ前の発表で舞台袖にいたので見れなかったけど、絶対面白いだろうなという発表。あとで見る。
Super Resolution with CoreML
自分の発表。はい。
Strings Seven Ways
NSHipsterのMattによる文字列関係のあれこれ。あんまりちゃんと聞いてなかったけど
Make our Swift better
d_dateさんの発表。compactMapValue !!!
まとめ
ということで怒涛の5泊7日が終了しました。準備はめっちゃ大変でしたがとにかく無事終わってよかった。大成功!ってことにしとこうな。ここから年末くらいにかけては、ひとまず本業のほうに全力を注いでいく感じになりそうです。来年くらいになんかまた登壇できるような何かを仕込んでいこう。やっていこうな!