いきなりですが、レッチリレビュー

ごめんなさい。出来ごごろでレッチリ全曲レビュー。

1.by the way ★★★★★
 シングル曲。イントロでのギターとベースのカラミはすばらしい。前作の「palarel univers」あたりのカラミ方を進化させた感じか。音色が似てるからどっちがベースでどっちがギターなのか分かりにくい点も前作同様。Aメロではアンソニーのラップ。アンソニーのラップに関しては、やはり最盛期はBSSMのころだったような気がする。逆にその分メロディーの部分は非常にうまくなってる。サビのコーラスもピッタリきてるし、ジョンも完全復活って感じだ。いまさらだが。前作もコーラスワークは多数こなしていたが、今回はよりハッキリした形で仕事してると思う。カンペキな一曲

2.Universally Speaking ★★★★★
 おなじみのこの曲名、これがネタ元です。まず耳をひくのがドラム。前作ではありえないリズム。ポップス系では多用されるリズムだが、やはりこのバンドもポップソングをやるようになってきた証拠だろう。なんの戸惑いもなく叩いているチャドの姿が目に浮かぶ。Aめろはオクターブ低めからアンソニーがはいり、Bメロも同じコード進行。このあたりからメロが上昇し、サビのナイスなコード進行に感動。サビの閉め方もかなりツボ。ただこのアルバムを通して誰もが気づくと思うが、フリーのベースがなかなか目立たない(泣)。この曲もドラムに合わせたオクターブちっくなベースラインが印象的だけど、ドラムに合わせた感はある。で、意表をついた感想でのシンセ。最初に聞いたときはなんじゃこりゃと思ったけど、今でもやっぱりなんじゃこりゃという感じだ。で、ギターソロで終わるわけだが、バッキングギターがはいるわけでもなく、クランチなギター単音ソロ。某掲示板では批判されていたが、まあこの曲あってのこのソロということで納得。というわけでやっぱりサイコー。

3.This is a place ★★★★☆
実はこの曲が当初タイトル曲になる予定だったらしい。by the way ほどではないが、まあシングルにしてもおかしくない感じだが、やっぱりこれでよかったなと思う。それくらいM1は最高の出来。この曲はサビで爆発する系の曲だが、サビのギターの裏メロがいい。というかCメロ以外コード進行(ベースライン)一緒じゃんということに気がつく。やはりこの辺もシングルにするのをためらったポイントかもしれない、と勝手に推測。ちなみにこのコラム、ものすごい勢いで書いてるので文が多少雑になってると思うがご了承を願いたい。

4.Dosed ★★★★☆
 好き、って言う人多いだろうなー。泣ける系。右チャンネルから聞こえるシーケンスフレーズは多分ギター(もしくはピアノ?)もあわせて、3層ギターの曲。やはりこの曲も「very john」な曲。ギターとコーラスが目立つということ。好きだけど、ここは厳しく★四つ。ちょっと地味かなと。まあアルバム中の一曲としてはこんな程度がちょうどいいか。ジョンのコーラスって今回3重くらいになってることが多いけど、ライブではどうするのだろうか。

5.Dont forget me ★★★☆☆
 あきらかにフリーが持ってきたベースをもとに作った曲。ドラムがなかなかおもしろいことをしていて、強制ディレイというべきか、多分自分でディレイ風に叩いてるんだろうと思うけど。すごいアイデア。ギターは珍しくライトハンド奏法を使用。サビでは3種類のメロディーが同時進行している。右がジョン、センターがアンソニー、左はフリーだろうか?いや左もジョンか?

6.zepher song ★★★☆☆
次のシングルカットらしい。なんでも911のテロ関連の歌らしい。ここでいう"ゼファー"とは"西風"つまりレッチリの故郷、LAに吹く風ということだそう。以前のフジロックでもこの曲を演奏していたが、エレキドラムを使用。途中からスネアは生に切り替え。最終的には全部生に。サビでのベースはハイフレットでの演奏。ピック使用曲らしい。M5もピック使用。そういえば前作"pararel univers"での16分弾きは、じつはピックだったらしい。私がやっていたバンドのベースの子も指で挑戦していたがピックということが判明して、やっぱりフリーも人間なんだなと納得。コレを指で弾いてたら人間ではない。

7.cant stop ★★★★★
 最も好きな曲の一つ。Aメロラップ、サビメロディーという、最近のレッチリお得意パターンプラス、久しぶりのフリーのチョッパーが聞ける曲。サビで絶妙なタイミングではいるハンドクラップの音でやられた。チャドの功績か?ビートルズを思わせるハンドクラップ。最高。メロも最高。every wonder repeat のところとかくすぐったいボーカル。最高。サビのコード進行はGDBmCだがこのパターンが今回のアルバムでは多い。GDEmCになったりと、やはり名曲を作ろうとするとどうしても、ベタな進行に落ち着くんだなあと勉強になった。サビが最高なのに2回しか繰り返さないのがもったいないが、だからこそ2回なのかもしれない。とにかく満点。

8.i could die for you ★★★★★
バラード。とある雑誌ではunder the bridge に代わる名曲と書かれていたがまあ納得。ライブではイントロの前にビートルズのフレーズが演奏されるらしいが、なにか理由があるらしい。知っている人がいたら教えていただきたい。ジョンの引き出しの広さに感動。コード弾きでも退屈させない。小指の力。勉強になるぜー!このへんはunder the bridegeのころからかわってないな。やっぱりジョンがギターでよかった。と思わせる曲。フリーもチャドも目立たないが裏方に徹してる。名曲。満点。

9.midnight ★★★★☆
 構成で勝ち。サビのメロディーは手抜き?と思えないことも無いが、すばらしいのは構成。BメロはAEFC、サビはCGDAというメジャー続きで、メジャー続きといえば明るい曲じゃん、と知識のない私などは考えてしまうがそうではなかった。そして、サビのあとにこのBが続く、という点がすばらしい。ここには鳥肌。チキン肌。とはいえ曲全体でみたらまあ満点とまではいかないが、満点に近い四点。ちょっと大げさなラストのサビもまぁー、四点。

10.throw away television ★☆☆☆☆
謎曲。まあ本人たちからしてもさすがに名曲三曲続いたから、一息つきたい、と思ったのだろう。適材適所。「テレビを投げ捨てろ」というタイトルも考えてみたらすごいタイトルだ。ジョンもここぞとばかりにエフェクター使いまくり。さすがに使い方がうまい。モジュレータ系の後半のエフェクトはなんだろう。かなりエグイ。

11.cabron ★★☆☆☆
これも謎曲かも。いい曲だけど。けどまあクッション曲。この後にまだまだ名曲が続くので。リズム態がひたすらヒマそう。とくにチャド。左右から聞こえるパーカッションは何?タンバリン?ハイハット?コンガ?スライドギターがはいったりと、変わった曲。
 
12.tear ★★★★★
 ビートルズ。コーラスが。犬の遠吠えのよう。サビまでギターはほとんど聞こえず、エレピ。
13.on marcury ★★★★★
 ロビーウィリアムズみたいな曲。郷ひろみがカバーしたらヤダな。アチチアチってやつね。
14.minor thing ★★★★★(イチオシ)
 やっとチャドが活躍。そしてジョン。この曲ばかりはアンソニーのラップもきれる。もう文句なしにカッコイイ。
15.warm tape
 サビはけっこうイイ。イントロは嫌いだ。
16.venis quine
 評判は高いらしいけど、個人的にあんまりだった。皆さんはどうですか?
17.time ( japanese only )
 ボーナストラックという感じ。Bメロすごいね。ギターとベース。複雑そうで、よく聞いたら結構単純。

あきてきたので、レビューはこの辺で。本当は12.13.14の流れがすごくいいんだけど、眠いので終了。
みなさんこのアルバムはマジで買いです。レンタルでもいいから聞くべし。貸してあげますから。聞くべき。

以上生意気なレビューでした。どうもすみません。