今更ながら、さおだけ屋

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)


以下、読書メモ。
今更ながら読みました。本を読むのが遅い私でも3時間程度でサクッっと読めて、かつ面白い本です。さすがベストセラー。会計学の入門の入門のための本のようで、とくに難しいこともなくサクサク読めました。この本を読めば、会計学の基本が学べるようですが、プラス以下の謎が解明できます・・・。

  1. なぜ、さおだけ屋はつぶれないか。
  2. 普通の住宅街(高級住宅街ではない)にある高級レストランは何故やっていけてるのか。とくに評判が高いというわけでもなく、値段もどちらかと言えば高いのに。
  3. これまた普通の住宅街にある、在庫が山ほどある自然食品店は何故やっていけてるのか。そんなに売れているようにも見えないのに。
  4. あの人はなぜいつもワリカンの支払い役になるのか。カードで払えばマイルが貯まるから、っていうのもあるんだけどさ。ワリカン金融。
  5. いろんな店でクレジットカードが使えるが、カード使用手数料は客ではなく店側が負担している。店側は、なぜ手数料を引き受けてまでカードを利用可能にしているのか。
  6. 「50人にひとり無料!」キャンペーンの真意。ヨドバシとかでよくやってますね。

あと個人的に気になったところをメモ。

  • 個人レベルでは、債務超過状態は必ずしも危険というわけでもない。
  • 100人と薄っぺらい関係を築くのではなく、100人の人脈を持つ一人の人物と深くしっかりと関係を築くべき
  • 分析→「1単位あたりいくらか」が基本

ちなみに作者の山田さんは現在31歳くらいだそうな。すげーぜ。そういえば、ウチにはこの手の新書とか分厚い技術書がいくつかあるけど、Amazonのマーケットプレイスにまとめて出そうかな。そろそろ本棚がパンクしそうだ。