研究部にいくことになった。

10月1日付けで研究部に移ることになった。1年くらい研究部でやっていくことになるらしい。何やるかはまだ決まっていない。というか何で俺が研究部なんだろう・・・。かなり自信がなかったりする。





アフターダーク

アフターダーク

村上 春樹



村上春樹の新作です。リアルタイムで村上春樹作品を買うのはこれがはじめて。つくづく村上春樹と同じ時代に生きていて良かったとおもう。

で、「アフターダーク」ですが、前作「海辺のカフカ」などと同じように、奇数章と偶数章でまったく別の話が同時進行していくという構成の物語。でも今回は並行に話が進んでいること自体はとくに重要ではない。一方の章では、3人称で書かれていて、彼は・・とか、マリは・・とか、のような感じで話がすすんでいく。で、もう一方の章は一人称なんだけど、僕は・・でもなく、私は・・俺は・・でもなく、「私たちは・・」という感じで話がすすんでいく。「私たち」ていうのは、作者である村上春樹であり、読者である僕たちのことだと思われる。で、「私たち」は「視点としての私たち」であり、ズームしたり、視点がスイッチしたり、まるでカメラで物語の世界をのぞいているような話のすすめ方になっている。というかわった作品。

毎回のごとく、ストーリーの展開はほんとに地味で、あらすじだけ聞いてもまったくおもしろくない類のストーリー。でも楽しめるという。

海辺のカフカ」でいうナカタの章にあたる、マリの章が、さわやかでよかった。