千葉先生のインタビュー

「大学から実社会で使われるオープンソースを」!)!)東工大 助教授/JBoss開発メンバー 千葉滋氏:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/ITPro/oss/20040325/1/

が、すごくいい話です。

よく日本人は舶来信仰があるから日本発の成果は普及しないといいます。あるいは島国根性で互いに足をひっぱり合うから,とか。私はそういった要因は小さくて,無名のソフトウエアを発掘して世に広める人が少ないからかと思います。
大学としては,より普遍的,本質的な概念を学生に教えたいからです。最近は改善されつつありますが,プログラミングのスキルは学生個人の努力に頼っているのが現状だと思います。
欧米,特にヨーロッパでは,技術者の社会的地位が日本に比べて相対的に高いことが背景にあるのでしょう。高い技術を身につければ,キャリアの点でもっと直接的に報われるという風潮が,もう少し日本にあってもいいように思います。

たしかに、学生の頃はプログラミングを誰かに教わるということはほとんど無く、ほぼ自己流で学んでたからな〜。情報系の学科を出てても、バリバリ書ける人と、まったく書けない人がいたりする。まさに「個人の努力に頼っている」状態ですよねー。

「無名のソフトウエアを発掘して世に広める人」に関しては、Web技術界隈の人たちを中心に増えているような気がするので、問題ではなくなるかもしれない。ブログの功績はデカイっすね。

と、この記事が書かれたのは2004年の3月か。そのころよりも状況は確実によくなっている!