開発ツール、企業成長、ドラゴンボールZ

らいおんの隠れ家 - ポール・グレアム「ベンチャー向けの最も難しい教訓」
http://d.hatena.ne.jp/lionfan/20070130

ポールさんが、IT系のスタートアップ企業の教訓を幾つか語っているのですが、いまの自分には
1. 早めに公開しろ
2. 機能を作り続けろ
にすごく共感。「1.早めに公開しろ」は、とりあえず最小限の機能を実装してリリースして、ユーザからの意見を最大限に得よというもの。そして「ユーザの好みを推測することは危険だ。何かを公開し、ユーザの意見を聞いた方がよい。」ということ。「2. 機能を作り続けろ」は「稽古と同じで、改良は改良を生む。毎日走れば、たぶん明日も走りたくなる。でも一度2〜3週間走るのをサボってしまえば、重い腰を上げるのに苦労するだろう。だからハックして多くのアイデアを実装すればするほど、より多くのアイデアが湧いてくる。少なくとも一日か二日に一回、システムに小さな改良をするべきだ。」ということ(引用しすぎかな・・)。
で、この教訓がベンチャービジネスだけではなく、今の私の仕事である開発ツール開発というタスクにも当てはまるんじゃないかなと。社内ツール作っているときに「この機能いるかな〜、これはいらないよな〜」などというやり取りをよく行う。これはこれで意味のあることなんだけど、あんまりこればっかりだとユーザの好みを想像しちゃってることになるわけで、得てしてそれは的外れなことも多いんだな。ごにょごにょ内輪で考えてないで、ユーザから直接要望事項を教えてもらったほうが早くて有効なこともある、ということですね。
また、ひととおりの機能を実装したツールが完成したと思ったら、「はい、ごくろうさん、次はこれやってね」と、さっさと別の仕事に移ってしまうと、完成したツールの発展はそこで終わってしまうということ。一度発展が止まった状態から再度エンハンスのために走り出そうとすると、ポールさんが言うようにかなり苦労する。というわけで、一旦手がけたツールである程度有用であると判断できた時点で、長いスパンでエンハンスを継続したほうがいいんでないかと。
しかし、同じ作業ばかりやっていると、上の上の上の方の偉い人から見れば、何も新しいことをやっていない!サボってるんじゃないか!というように見えてしまい、そうなると、もう少し下の偉い人は、我々に別の新しい仕事をやらせようとする。でも、ただ新しいことやればイイというわけでもないんだよなー。同じことを地味に継続するというのもカナリ重要だと思うんだが。

ところで、世の中の企業って毎年毎年、増収増益めざします!って言ってるけどさ、そんなに毎年毎年成長してたら、あるラインで絶対成長止まらない?普通に考えて未来永劫成長し続けるって、ありえないと思うんだけど。

初めの頃はレッドリボン軍とか天下一武道会とかでワーワー言ってたのに、どんどん敵が強くなってきて、サイヤ人がどうしただの、神様の上に界王がいたと思ったらさらに上に界王神がいたり、最終的には人造人間から魔人ブウとかよくわかんないキャラがでてきてネタ切れで中途半端に最終回みたいなことになっちゃうよ・・・。最終回?企業にとっての最終回って何なの?