大日本人

松本人志初監督作品の映画「大日本人」を見た。印象としては、いままでの松本コントの延長という感じ。内容の詳細は書かないが「大日本人」の妙な目の虚ろさがすごく印象に残った。全体的にすごく哀愁のある感じ。主人公の「大佐藤」のドキュメンタリー、という形式で話がすすんでいくのだが、そのインタビュワーとのやりとりがすごく良い。このあたりは「ひとりごっつ」とか「おっさん劇場」あたりを彷彿とさせる感じ(インタビュワーは倉本美津留?)。お客さんの反応については、決して一同大爆笑という感じではないのだが、あちこちでクスクス、クスクス、という笑いが絶えず続く感じ。予想通り、客の大半は男性一人客。一人で見に来て、一人でクスクス笑って帰る、という感じ。後半の10分には驚愕したが、全体的に面白かった。多分もう一度見に行く。