kenmaz,布袋に会いに行く(2)

ついに!布袋さんに会ってきました。渋谷の音楽学校のホールに50人くらいが集まって、7人ずつ布袋さんを囲んで、1対1トークをする!という趣旨のイベント。すごすぎた!しかもひとりひとり5分間程度ずつ真剣に受け答えしてくれて適当なトークがひとつもなかった!座りっぱなし、喋りっぱなしで3時間以上やってたことを考えると、それだけでもちょっとすごいと思う。やっぱり参加者はみな緊張しており、ファン暦が20年以上と言う人もザラだった。当然、俺も相当緊張してた。おそらくこの1日の出来事は一生忘れることはないだろう。それくらい、衝撃的な1日だった。今の時点で覚えてることを克明に以下に記してみる。

会場は16:15ごろオープン。最初に主催の方から概要の説明。想像以上にみんな緊張するから、質問内容とかトークの内容とかをよく頭の中で整理しとくように!といわれる。始まるまでしばらく時間があったので、落ち着くために両隣の人と少し会話。右隣の人はダンナが重度の布袋ファンらしく、わりと最近ファンになった自分が抽選に当たっちゃった、という女性の方。左の人は、千葉で美容師をやっているひと。俺とほとんど同時期に布袋の音楽にのめりこんだらしい男の方。フリスクをもらって「緊張しますね〜」なんてことを言っていると、ついに布袋さんが登場。
グレイのシャツにジーンズ、サングラスと帽子、という格好。やっぱり、でけぇ。で、いきなりトークセッションが開始。俺は3番目のグループ。トークが始まる・・。みんな、かなり緊張しているし、感無量といった感じ。・・・そしてついに俺らの出番。ステージにぞろぞろと上がり、それぞれイスに座る。俺は布袋さんの二つ隣のイスに座る。間近に布袋さんがいることに対し、「うわーテレビのまんまや!」という、なんともバカっぽいのが最初の感想。靴がでかい!手も以外にでかい!耳たぶとかほっぺたの感じがテレビのまんまやぁ、ぁあ〜。
で、まずは順番に自己紹介。名前と年齢、職業を言う。俺の番。「マツマエケンタロウです!・・マツケンです」と言ったら、客席からチラホラ笑い声が。。そんなことはどうでもいい。布袋さん「よろしく!」。てことで、まずは他の人とのトークが開始。相手の顔をまっすぐ見て、真剣に質問に答える。その様子を眺める俺。で、いよいよ俺の番。

・・・

ふう。5分くらいしゃべったのかな?意外に、落ち着いて言いたいことを言えた。トークの内容は・・ちょっともう少し自分の中で反芻させてみます。というわけでここには書かない。

こういうやり取りが、参加者全員に対して行われ、全員のトークが終わったのは20:30ごろ。さすがに最後は布袋さんも「なんか、ぼ〜っとしてきた(笑)」ようです。
で、次にギターセッション。幸運なひとりが布袋とギターセッションを行うと言うもの。選ばれた方がステージに上がり、「streocaster」を布袋とセッション。当選者、めちゃくちゃ上手い。ハードロック系のギタリストっぽい。布袋さんは終始ニコニコしながらバッキングを中心に演奏。さらにもうひとり、会場となった音楽学校の代表が「Bad Felling」をセッション。メロディーパートを布袋さんが演奏!

セッションが終わると、最後にフォトセッション、ひらたく言えば写真撮影。係員のひとがポラロイドで2枚、布袋さんとのツーショット写真を撮ってくれるというもの。このときが一番緊張したような。「肩くんでもいいですか?」「どうぞ、どうぞ」。2枚写真を撮る・・・。俺「ほんとうにありごとうxx△おあqwせdrftgyふじこlp」、布袋さん「こちらこそどうもありがとう!」そして最後に握手!握手。握手、したんだけど、どんな感じだったのかが、一切思い出せない。確かに握手したのだが、手が大きかったのか、小さかったのか、やわらかかったのか、硬かったのか、いまいち思い出せない。完全に飛んでました。


家宝です。

そしてふらふらと帰路につく。。。そんな感じでした。
もちろん、中学の頃から憧れていた布袋さんに、実際に会えて、話せて、写真とって、肩組んで、握手して・・ということで、もちろんものすごくうれしいんだけど、それだけじゃなくて・・。布袋さんが自分の口で自分の人生について語っているのを聞いて、俺はこの人と同じくらい真剣に、まっすぐに生きているだろうか!?なんてことを考えたりもしてしまい、なんつーか自分自身についてもいろいろと考えさせられました。いやはや。しかし、本当に貴重な体験だった!

以下、この日の布袋VSファンとのトークのやり取りを思い出せる限り書いてみる。思い出したら、さらに書き加える予定。

Q1:曲作りの基本的な流れはどんな感じですか?曲作りに行き詰ったときはどうしますか?

A:基本的にはギターのリフから作ることが多い。メロディーから作ったりってことはない。あんまり「いい曲書こう!」と思っても、できるものではない。できるときはできるし、できないときはできない。たとえば1コードだけで曲を作ってみるとか、誰もやっていないことに挑戦すると良いかな。
プロの世界はまじで厳しい。言ってしまえば、君がプロを目指した瞬間から、俺はライバルになるわけで。でも、後悔のない人生なんてないんだし、あ〜、あんときあれやっとけばよかったな〜、って思うくらいなら、やって後悔したほうがまし。君はいま何で飯食ってるの?今の仕事と両立してやっていく、っていう選択肢ももしかしたらあるのかもね。

Q2:fly into your dreamが好きなんですが曲の解説をおねがいします

A:友達のデザイナーと朝まで飲んでて、店を出た瞬間に目の前で猫が車にはねられた。都内の獣医を探し回ったが、あえなく死んでしまった。いったん帰宅して、ダンボールに猫の亡骸をいれてお台場の海に流した。そんなときに作った、命の尊さを歌った曲。

Q3:布袋寅泰という名前の由来は?

A:布袋ってのは母方の苗字で、北海道あたりには結構多い。寅泰は寅年生まれだから、ってことで高崎神社の神主が命名したらしい。

Q4:前衛的なパフォーマンスは受け入れられにくい。どうすればいいか?

A:最近のミュージシャンがかわいそうだな、と思うのは、売れなかったらそこで消えちゃう、ってこと。あまりに前衛的なことをやっても売れなければ消える。売れないためには、耳障りのいい曲を書く必要がある。しかし耳障りが良い=没個性、ということで、埋もれていくことも多々ある。

Q5:マーチャンダイズとのかかわり

A:

Q6:今後一緒に仕事してみたいアーティストは?

A:とりあえず坂本龍一とは今度やる予定。

Q7:R&R Never Dieについての曲の由来などを教えてください

A:

Q8:自分は中学校教師をやっています。カツを入れてください

A:

うう、思い出せない・・